準強姦事件で不起訴となった事案(少年)

事案の概要
 少年(当時無職)が,家に遊びに来た中学生の女の子と一緒に飲酒の上,性交渉に及んだ。しかし,その後,この女の子は,学校のクラスメートらに「少年にレイプされた。」と騒ぎ立てたため,少年が準強姦の容疑で逮捕された事案。
解決内容
 検察官は,女の子の証言に基づき「少年の家に呼び出され,遊びに行ったところ,お酒を強要された。お酒を飲むと意識がもうろうとしたが,その間に,少年からレイプをされた。」と主張した。 しかし,少年は「女の子は,自分から進んで飲酒をしていたし,酔っている様子はなかった。意識がある状態で,合意の元に性交渉をしただけだ」と主張した。 結局,女の子の言い分が虚偽であったこと(合意に基づく性交渉であった)が認められ,少年の準強姦は不成立・不処分(無罪)となった。

2017年09月05日