個人再生事件

事案の概要
 多重債務に陥り,返済不能になった。住宅ローンも支払えなくなり,保証会社に代位弁済され,競売手続が申し立てられていた事案。
解決内容
 住宅をどうしても残したいという希望が強かったことや,試算によれば個人再生手続による債務減額後の返済が履行可能であったことから,個人再生手続きを申し立てるとともに,競売手続の中止決定を得た。 その後,個人再生手続の中で,一般債権だけでなく,住宅ローンの返済計画を作成し,無事,裁判所の認可を得ることができた。 これによって,競売手続が取消しとなり,保証会社の代位弁済も巻き戻され(保証会社が代位弁済する前の状態に戻ること),再生計画案どおりに返済を継続することで,住宅を残しながら,生活を再建することが可能となった。

2017年09月06日