せんのは法律事務所

事案の概要
　自動車を駐車場に駐車して，その場を離れている内に，何者かに車体に複数の傷を付けられたため，自らが加入する車両保険に保険金の請求をしたが，拒否された事案
解決内容
　任意の交渉では埒があかず，修理代金相当額を請求する保険金請求訴訟を提起した。
　保険会社は，当方が主張する傷のすべてが，一回的に付けられた傷かどうかは不明だとして，支払いを拒否し，当初，裁判所も被告寄りの考えであったが，こちらの懸命な立証活動の結果，請求額の半分以上の金額にて和解を成立させることができ，依頼者の満足を得ることができた。

事案の概要
　マンションの管理費等について高額の滞納があった事案。
解決内容
　内容証明郵便を送付したが，交渉に至らなかった。そこで，訴訟提起し，裁判上で和解した。　分割での支払いとなったが，管理費等の全額及び一定額の遅延損害金の支払いを受けることが出来た。

事案の概要
　依頼者の息子が交通事故の被害に遭い死亡した事案。
　死亡した息子は，依頼者の自営業を継ぐ予定で修行中であり，あと数年で，依頼者が引退し息子が代替わりする予定であった。
解決内容
　まず，自賠責の請求を済ませた後，残額についての支払いを求める裁判を提訴した。交通事故時の息子の収入は，専従者控除の範囲でしか確定申告がなされていなかったため，かなり少額であったが，息子が３年後に父親の自営業を継ぐ前提での収入をベースとする損害額での裁判上の和解が成立した。

事案の概要
　複数の金融機関から借り入れを行った男性が，返済が出来なくなった時期に，所有するマンションを娘達に1/2づつ贈与した。そこで，金融機関側（依頼者）から，娘達に対する詐害行為の取消を主張した事案。
解決内容
　金融機関側（依頼者）から，当該マンションに処分禁止の仮処分の手続をとったところ，娘達に代理人弁護士がついた上で，交渉が開始した。その結果，当該マンションの贈与は，詐害行為に該当すると認めた上で，娘達が相当額で当該マンションを買い取り，この売却代金を金融機関側（依頼者）に支払う内容での訴外和解が成立した。

事案の概要
　依頼者が，所有する土地を貸していた。借主の男性は借りた土地上に建物を建てて自宅兼店舗として使用していたが，この男性が何らかの事件を起こし，逮捕勾留されたことをきっかけに，家賃が相当長期間支払われなくなった。そこで，男性に対し，建物を取り壊して土地を明け渡すよう求めた事案。
解決内容
　建物収去土地明渡を求める裁判を起こし，勝訴判決を得た。この勝訴判決に基づき，建物収去土地明け渡しの強制執行を行い，明け渡しを完了し，土地を取り戻すことができた。

事案の概要
　商売上の売掛金について，主債務者との間で消費貸借契約を締結し，連帯保証人をつけた上で公正証書を作成していた事案。
解決内容
　主債務者が破産したため，回収不能となったことから，連帯保証人に請求をした。連帯保証人は，一部の支払いはしたものの，その後の支払いを怠り，連絡もとれなくなったため，同人の銀行口座の差押手続きを行ったところ，任意に支払いを受けることができた。

事案の概要
　交通事故を起こした件で，任意保険に限度額があり被害者に全額損害賠償することができなかった。その後，未払いの損害額がよく分からないまま，加害者側から求められるままに一定額を分割で支払う内容の書面を書かされた。一定期間支払ったものの，その後，支払いができなくなり，数年経過した後，和解金請求訴訟を提起された事案。
解決内容
　未払いの損害額，和解契約の成立の有無等，争点は多岐にわたったものの，一審は，和解契約が成立しているとして全面敗訴した。控訴審では，当方の主張が全面的に受け入れられ，和解契約は成立していないとして，逆転勝訴し，確定した。
　これによって，支払いをする必要がなくなった。　

事案の概要
　会社を定年退職後，退職金規程が同意無く変更させられていたことが発覚し，本来受領できるはずの退職金全額が受領できなかった事案。
解決内容
　訴訟提起の上，証人尋問後に裁判上で和解し，一定額の支払いを受けた。

事案の概要
　友人への貸付をしたが借用証書がなかった事案
解決内容
　友人への貸付をしたことが分かる録音テープがあったことから，これを証拠としつつ，貸付の前提となる資金を預金口座から下ろしたことが分かる資料等を準備して，訴訟提起したところ，裁判上の和解により，一定額の返済をしてもらうことができた。

事案の概要
　依頼者は，建物の賃借人との間で賃貸借契約を合意解除したが，賃借人から建物の明け渡しをしてもらえなかった事案。
解決内容
　当初は訴訟提起をすることになるだろうと予測していたが，内容証明郵便を送付し，交渉したところ，比較的スムーズに建物の明け渡しをしてもらうことができた。

事案の概要
　賃料の未払が続き，賃借人が行方不明となった事案。
解決内容
　訴訟を提起し，判決を取得した後に，強制執行手続により，不動産の明け渡しを実現した。

事案の概要
　依頼者が貸している建物について，賃料の未払いが続いたため，借主に対して賃貸借契約の解除を求め，賃貸建物の明け渡しを求めた事案。
解決内容
　内容証明郵便を送付して交渉を試みたが，何ら応答がなかったため，訴訟提起した。その結果，最終的に裁判上で和解し，任意に不動産の明け渡しを受けることが出来た。

事案の概要
　赤信号で停車中に，自転車に車をぶつけられた車に傷がついたところ，加害者から誠意ある対応が全くなかった事案。
解決内容
　内容証明郵便を送付し，交渉したところ，早期に修理代全額の支払いを得ることができた。

事案の概要
　依頼者は会社の正社員ではなく，一定の業務を請け負って手数料を支払ってもらっていたところ，これが給料という名目での支払でないことを理由に，債権者から業務委託料全額の差押えを受けてしまった。給料であればその４分の３に当たる金額については差押えが禁止となるべきであることから，これが実質的には給料であるとして差押えの範囲を変更してもらいたいとして争った事案。
解決内容
　形式上は業務委託料であったとしても，実質給料であったことから，裁判所に差押えの範囲の変更の申立を行い，その旨の主張を行った。
　その結果，業務委託手数料のうち，4分の3にあたる金額については，差押えを解除してもらうことができた。

事案の概要
　元請が倒産し，請負代金が回収不能になった事案 。
解決内容
　元請先のさらにその元請と交渉し，請負代金の8割を補填してもらうことができた。

事案の概要
　友人に１００万円を貸したところ，返済期限が経過しても，お金がないなどと言って支払いを拒まれたため，やむなく支払督促手続きを行ったが，これも無視して全く返済がされなかった事案。
解決内容
　相手方と面談のうえ，今後は分割での支払いを約束する合意書を改めて交わしたが，結局，この合意内容も守られず，当方からの請求も無視し続けたことから，予告した上で相手方の預金債権等を差押えた。そうしたところ，相手方から任意に全額の支払いを受けることができた。

事案の概要
　交通事故の被害に遭い，後遺症が残っただけでなく，現状を維持するために定期的な通院が必要となってしまった事案。
解決内容
　訴訟提起し，損害として，将来の治療費を請求したり，通常よりも慰謝料を高めに請求するなどしたところ，こちらの主張がすべて認められたわけではないが，将来の治療費は主張通り認められ，慰謝料も通常よりも高めに認定された。

事案の概要
　勤務先から給料を支払ってもらえず，やむなく退職した事案
解決内容
　勤務先の売掛金を仮差押えするとともに訴訟提起した。その後，裁判上で和解し，未払給料の全額の支払いを受けることができた。

事案の概要
　親の死後，親名義の不動産が，親の死亡前に共同相続人のうちの1人に変更されていることが判明した事案
解決内容
　所有権移転登記の抹消登記請求訴訟を提起し，勝訴した。勝訴判決によって，共同相続人全員の名義へ変更することができた。

事案の概要
　建物を建てない前提で土地を賃貸しただけなのに，土地上に建物の建築をされてしまった事案
解決内容
　契約の解除に基づく建物収去土地明渡請求訴訟を提起した。1審は敗訴したが，控訴し，控訴審で逆転勝訴した。その後上告されたが，上告は棄却され，勝訴が確定した。